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「塩化物泉」の特徴 | ||||||||
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海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明の湯です。 以前は塩化物泉が日本で一番多い泉質だったのですが、掘削技術の進んだ現在は次々と温泉が誕生し、単純温泉が一番多い泉質となってしまいました。 塩化物泉は高齢者向きでよくあたたまります。 入浴することにより、皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、保温効果がよく、湯冷めしにくい事から「熱の湯」といわれるのです。 神経痛、関節性リウマチ、冷え症等の症状に効果があるます。 また、飲用することにより、胃腸の消化液分泌及び運動を促進し、胃腸病や慢性便秘にも効果があります。 ただし、食塩制限のある疾患、高血圧、心臓病、腎臓病、浮腫(ふしゅ)のある時等は控えた方が良いでしょう。
「温まりの湯」(湯冷めしにくい) 「傷の湯」(塩分の殺菌効果)
血液の循環を促進させ殺菌力が強くて痛みをやわらげる鎮静効果があります。 切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、消化器、便秘、筋・関節痛、打撲、捻挫、冷え性、月経障害、不妊症、病後回復などに効能があります。
胃液の分泌を促すので、胃酸欠乏症、慢性消化器病、慢性便秘、慢性胃カタルなどに効果があります。
飲用禁忌→循環器疾患(ナトリウムが体内に水分の貯留をきたすため)高血圧症、腎臓病、心臓病、むくみのあるときは、飲泉は控えましょう。
アレルギー体質で皮膚の弱い人、虚弱体質で皮膚の抵抗力の衰えている人は、湯ただれを起こすことがあるので、高温浴や長時間湯船に浸かることを避けましょう。 また、強食塩泉の場合、湯あたりの恐れがあります。 さらに、強食塩泉の飲用は害になるので避けるか、薄めて飲みましょう。
泉質別効能早見表
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「塩化物泉」の特徴