AKAKURA SPA Tourism Association.

温泉

HOT SPRING

赤倉温泉

施設情報

住所 9492111 新潟県妙高市赤倉585-1
電話番号 TEL:0255-87-2165
営業時間 8:30~17:00

江戸時代文化十三年(1816年)開湯の200年以上の歴史がある温泉地です。

泉質は「カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水塩温泉」です♨
適応症は、切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
そして、硫酸塩泉、炭酸水素塩泉という2つの美人泉質を併せ持つ「ダブル美人の湯」です♨

妙高山の「北地獄谷」から引湯している極上の温泉をお楽しみください。

以下、赤倉温泉の魅力です。

【豊富な湧出量】

赤倉温泉の湧出量は「3,400ℓ/分」と豊富です。
一日に約5,000トンもの温泉が湧出しているのです。

この「3,400ℓ/分」が何を意味するかというと、一日に3,400名以内の入浴客でしたら、源泉かけ流しで衛生的に温泉を提供できるということです。

赤倉温泉の温泉宿の収容人員を考えると、大変湯量に恵まれています。

【自然が恵んでくれた絶妙な湯加減】

温泉の温度による分類では、赤倉温泉の湯は、「高温泉」(源泉温度42度以上)となっております。

一般的に、源泉温度が熱いほど、溶解している効能成分は多く、赤倉温泉もその例にあてはまります。

赤倉温泉の源泉は、妙高山の「北地獄谷」にあり、自噴(自然湧出)しています。数十箇所の源泉は、各々40~60度で、集中湯枡にて約50度となります。

その後、温泉街まで数kmの旅を経ますが、配管内での摩擦により、各施設の湯口で48度程度に保たれます。
そして、浴槽に温泉が満たされると、もっとも気持ちのよいと言われる42度前後(季節により多少異なります)になるのです。

源泉温度が低いと、加熱しなければならず、逆に熱すぎると水でうめて効能成分を薄めてしまうことになります。
また、時間をかけて冷ましては、温泉の鮮度が落ち、効能成分の一部が失われるのです。

その点、赤倉温泉は、まさに自然が恵んでくれた絶妙な湯加減です。

高級ヴィンテージワインは抜栓してすぐに飲むよりは、時間をおいて飲むかデキャンタージュした方がまろやかになり美味しくなります。
赤倉温泉の湯も源泉は硫黄の臭いがきつくクセがありますが、数kmの「温泉の旅」を経ることにより、まろやかな優しい温泉となり温泉街に届きます。
赤倉温泉の湯は「天然デキャンタージュ」された高級ヴィンテージワインのようなものとも言えます。

また、この「温泉の旅」は熱い温泉を冷ますための「湯もみ」を引湯管の中でやっているようなものでもあり、妙高山麓の傾斜を利用した「天然湯もみ」と言えるでしょう。

そんな「天然湯もみ」された温泉に入ると「柔らかい温泉」とお感じになると思います。優しい絹に包まれたような感覚をお楽しみください

【本物温泉の証「湯の華」(湯の花)】

赤倉温泉の湯には、「湯の華(湯の花)」と呼ばれる白や黒の物質が混ざっていることがあります。

これは、効能成分を多く含んだ温泉に見られる特有の現象です。
温泉に溶解している効能成分が、温度変化により(適温に下がる過程で)、固形化するもので、“効能の素”であり、“本物の温泉の証”といえます。

また、浴槽、洗い場や湯口等に温泉成分の層ができていることがあります。
これは、本温泉の石膏成分(カルシウム成分)を中心とした温泉成分です。

こまめにこの成分を洗い、また研磨し温泉成分の層を付着させない施設もあれば、何年もかけてこの温泉成分の層を“育てる”施設もあります。
同じ温泉を引湯しながら各施設に特徴が生まれます。これも赤倉温泉の楽しみの一つです。

【天然化粧水のような「肌美人の湯」】

「日本三大美人の湯」として、群馬県川中温泉(硫酸塩泉~石膏泉~)、和歌山県龍神温泉(炭酸水素塩泉~重曹泉~)、島根県湯の川温泉(弱アルカリ性単純温泉)があります。

温泉の成分的に見ると、川中温泉の硫酸塩泉は、にきびなどの皮膚病に効きます。

龍神温泉の炭酸水素塩泉は、皮膚の表面を軟化させ滑らかにする作用があります。

湯の川温泉の弱アルカリ性単純温泉は肌の不要な角質をとる作用があります。

このように美人の湯と言ってもその泉質はさまざまありますが、美肌をつくる温泉が、“美人の湯”と言われています。

赤倉温泉で誕生した「温泉ソムリエ」は「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」を「三大美人泉質」と呼んでいます。

また、「pH7.5以上」のアルカリ性の温泉も美肌効果があることから、「(弱)アルカリ性単純温泉」を含め「四大美人泉質」と呼ぶこともあります。

赤倉温泉の湯の特徴として、この“美人成分”の「硫酸塩泉」「炭酸水素塩泉」の両方が含まれており、「ダブル美人の湯」と言えます。

しかも肌に刺激の少ない「中性」で、全国でも稀な美肌効果の条件が揃った温泉です。

皆様も赤倉温泉の湯で“肌美人”になってください。

【若返りの湯】

温泉には体の錆落とし効果がある「還元系」と体を錆びつかせる「酸化系」があります。
これはORP法(酸化還元電位)という手法で測定します。

この分野の第一人者で法政大学名誉教授の大河内正一先生に測定いただき、赤倉温泉、燕温泉、関温泉が「還元系」であることが証明されました。

錆落とし効果は言い換えるなら「若返り効果」となります。赤倉温泉の湯は若返り効果があると言ってよいでしょう。

さて、還元系といえば、妙高の名産品「高原とまと」も大変還元力が高い食品です。
温泉宿で出される緑茶やコーヒーも還元力が高い飲み物です。

赤倉の湯と名産品、そして大自然の中で心と体の錆を落とし、若返ってお帰りください。

【霊泉】

当地のシンボル 日本百名山の妙高山(2,454m)は、別名“須弥山(しゅみせん)”とも呼ばれております。
須弥山とは仏教界において、世界の中心にそびえる、果てしなく高い山のことです。
その高さは、私たちの持つ言葉では表現できないほどなのです。

妙高山は、古くから山岳信仰の代表格として崇められてきました。
覚者が妙高山を見て「須弥山」と呼んだのも、その容姿の美しさ、雄大さ以上に霊山としての魅力を感じ取ったからなのでしょう。

赤倉温泉の開湯は、江戸時代の文化十三年(1816年)ですが、温泉は、はるか太古より湧き出ていました。
そして、霊山妙高山から自噴する温泉は、やはり“霊泉”として崇められておりました。

親鸞上人が霊眼により霊泉のあるころを悟り、里の民にそれをつげたことから、妙高山に温泉が湧き出ることが人々に知らされたと伝わります。

また、日本近代美術の父岡倉天心も「こゝ、あゝ、妙高高原こそなり、霊感満ち満つ、世界一!世界一の景勝の地!」と語り、この地に霊的な魅力を感じ取ったのです。

赤倉の温泉は、その成分上の効果が高いことで知られておりますが、リラックス効果が高い、疲労の回復が早いなどと言われることなどは、効能成分だけでは説明できない“霊泉”の影響によるものかもしれません。

太古より霊山“須弥山”より湧き出ずる“霊泉”をお楽しみください。