【単純温泉と硫黄泉「黒泥湯」】

池の平温泉は、妙高山麓の「南地獄谷」にあります。源泉は噴気そのもののため、噴気に地下水を混ぜて温泉にしています。箱根の大涌谷と同じ方式で、これを「蒸気造成温泉」と呼んでいます。
このようにして出来上がった温泉には、硫黄の成分を多く取り込んだ黒い色の泥が混ざっており、これを「黒泥湯」と呼んでいます。
この温泉は硫黄泉で非常にインパクトがあるのですが、黒い泥に抵抗がある方もいるので、多くの施設はこの泥をろ過して「単純温泉」として提供しています。
こんなことから、池の平温泉には優しくて安心して入れる単純温泉と硫黄泉の「黒泥湯」の２つが存在します。
色と泉質の違う２つの温泉を楽しめる贅沢な温泉地です。

【いもり池越しに望む妙高山は日本屈指の絶景】

池の平温泉は、妙高高原温泉郷の中でも、もっとも高原らしいところと言ってよいでしょう。中でも「いもりい池」越しに望む妙高山、そして、池に映る逆さ妙高山を一度に楽しめる様子は絶景です。
ゴールデンウィーク前後は「水ばしょう」が美しく咲き誇ります。水ばしょうを見るためには長距離を歩かなければならないスポットが多い中で、駐車場からすぐ近くにこの別天地が広がるというのは、大変貴重でありがたい存在です。

【白樺が迎える高原温泉】

池の平温泉には所々に白樺が樹勢しています。白樺はいかにも高原らしい美しい木です。
白樺の間から望む妙高山も大変美しいですし、冬に雪が降った時のコントラストも最高です。
山と水と花と木に恵まれた「高原温泉」池の平温泉では美味しい空気を吸いながら、五感で自然をお楽しみください。