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部分浴

 足浴

半身浴、寝浴以上に体への負担が少ないのが、体の一部のみを湯につける「部分浴」です。
循環器系に負担をかけず温熱等による効能を得ることができます。怪我や病気などで入浴できない場合にも有効です。



足(膝下)だけを温泉につける入浴法であり、「半身浴」の頭寒足熱を更に顕著にしたものです。

各地でブームとなっている「足湯」を利用すると、衣服を着用したままで、読書しながら、また、語り合いながら温泉の効能を得られるのが特長です。
「温冷交互浴」により、「温泉3分、冷水1分(または20秒程度)」を「3〜5回繰り返す」ことにより、血行がよくなり、疲労物質の乳酸が排出され、疲労回復効果があります。

ゆっくり読書などしながら入浴するものいいですが、足の指を閉じたり開いたり、また足踏みなどすると静脈の血流がよくなり、疲れがとれやすくなります。足に静脈瘤がある方にも有効です。


「足浴」なら読書もOK!

 「足浴」による「温冷交互浴

「足浴」による「温冷交互浴」は大変効果的です。
温冷刺激により抹消血管を広げ、疲労物質(老廃物)の乳酸を体外に排出する作用により疲労を回復させます。

この温冷交互浴は足裏マッサージのような効果があります。
足裏マッサージはツボ刺激と間違われがちですが、実際には「反射区」というものを刺激します。
足裏には、体の各個所に対応した「反射区」があります。
体に具合の悪いところがあると、その個所に対応した足裏の反射区の血管に老廃物がたまります。これをマッサージにより体外に排出しようというのが足裏マッサージです。

この反射区は足裏のみならず手など全身に存在します。
中でも、足と手に集中しているのです。
そこで、部分浴の一つ「手浴」で「温冷交互浴」をするのも効果的です。

このような「温冷交互浴」の原理から、血液中の老廃物を体外に排出するために、水分を多く摂ることが大切です。是非、「温冷交互浴」をお試しください。
「疲労回復」とともに、「万病予防」の入浴法と言っても過言ではありません。



温冷交互浴のポイント


【1】「足浴」「手浴」だと手軽におこなえます。

【2】これと併せて、1日に水を1.5リットル程度摂りましょう。
入浴前後、就寝前後はじめ、喉が渇く前に飲むのがポイントです。
一気に多量に飲むのでなく、1回150
CC程度を目安に、こまめに飲みましょう。
体に必要な水分補給という意味だけでなく
、老廃物の排出を助けます。

【3】「温」で終わるか、「冷」で終わるか?

☆寝る前、寒いとき、慣れていない人は、「温」ではじまり「温」で終わります。
☆寒くないときは、慣れてきたら、「冷」ではじまり「冷」で終わります。

【4】回数
初心者は3回繰り返します。
慣れたら5回が適当です。
限度は7回です。


【5】温度は?
温:38℃以上。熱く感じる程度。
冷:25℃以下。18〜20℃程度の水道水と考えるといいでしょう。


 手浴

手と前腕をたらいのような器につける方法が一般的です。42℃程度の湯に5分ほどつけるのが一般的ですが、症状により、分割浴で数回に増やすことができます。
手浴だけで血行障害がよくなり、筋肉疲労や冷え性が改善されることがあります。


これが「手浴」です!

 座浴

腰をおろした姿勢で、お尻をたらいに入れる入浴法です。
痔のうっ血した部分の血行を改善させます。水温は、あまり熱くしないで、38℃程度で10分も入浴すれば十分でしょう。


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