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ウォーキングと温泉街散策

 ウォーキング

「歩く運動」いわゆる「ウォーキング」の効果は計り知れません。

意識的にウォーキングをおこなうことにより、血糖値、コレステロール値が下がるなど、体質・体調の改善の例には枚挙に暇がありません。

エネルギーの消費は、血液中の糖質→筋肉のグリコーゲン→内臓脂肪→皮下脂肪の順でおこなわれるので、運動すると、まず血糖値が下がりやすいのです。
逆に、皮下脂肪減るようになると、かなり体質が改善されているということになります。

短距離走、ウェイトリフティングのように一瞬息をとめるような運動は「無酸素運動」と呼ばれています。
一方、ウォーキング、サイクリング、水泳のように呼吸をしながらおこなう運動を「有酸素運動」と言います。
体脂肪は、この「有酸素運動」により燃焼され、ダイエットにつながるとともに、体質改善にもつながります。
実際の運動に当てはめてみますと、激しい運動をしている時の「最大心拍数」の60〜70%程度の心拍数のペースで歩き(大また早歩き)、それを20分継続した時点より、体脂肪が燃焼し始めます。
従って、20分以下のウォーキングでは、運動としての効果はある程度期待できるものの、体脂肪燃焼に至るほどの効果はありません。
そこで、ウォーキングにおいては、早歩きで60分程度継続し、かつ毎日または週に数回おこないたいものです。歩くペースとしては、最大心拍数の60〜70%を目標にします。なお、最大心拍数は、一般的に220から年齢を引いた数です。

なお、これは「運動」として歩く行為(ウォーキング)ですので、長期間継続的に「運動」をおこなうのでなく、リフレッシュとして温泉街を散策するのであれば、体に負担をかけずにのんびりと歩いてください。

※最近では、運動は20分以上続けなくても脂肪が燃焼することがわかってきましたが、これは度合いの問題ですので、十分な脂肪燃焼のためには、やはりある程度時間をかけたウォーキングをお勧めします。


健康増進につながるウォーキングの方法


【1】歩くペースは、心拍数が、最大心拍数の60〜70%になる程度とします。これは、結構早いペース(大またで早歩き)です。
(「(220−年齢)×60〜70%」の心拍数が目安です)

50代で110、60代で100くらいの心拍数が目安です。

【2】この心拍数を維持したウォーキングを60分程度持続しておこないます。
(30〜40分でも効果はあり)


【3】時間帯としては、食後3時間くらいがよいです。
空腹時、食事直後は避けましょう。


【4】このウォーキングは、毎日または週に数回おこないましょう。
(週3回を半年から1年継続でも効果は出てきます)


一般的に、「1日1万歩」と言われていますが、40代8千歩、50代7千歩、60代6千歩というように、年齢、体力に応じておこなえば効果は期待できます。1週間におこなう回数も同様です。


本格的なウォーキングは大また、早歩き。

 温泉街でのウォーキング

健康増進を目的としたウォーキングも、ただ義務的におこなうのであっては継続が難しく、また無理に継続させようとするとストレスにもつながります。
そこで、温泉街の自然を探訪しながら楽しんでおこなえば、転地効果も生れ、効果が期待できます。
温泉療養と組み合わせれば、理想的な健康法です。
これに、「サラサラ血」をつくるなどの健康食を組み合わせれば、素晴らしい効果が期待できます。
宴会や1泊2日でお腹いっぱいの食事を楽しむのでなく、長期滞在で湯治を行うなら、豪華な料理でなく素材を活かした健康料理をリクエストするのもよいでしょう。


温泉地でのウォーキングの特長


【1】温泉療養、食事療養を組み合わせた健康増進法が実施できます。

【2】自然の中のウォーキングにより、自然の鋭気を得ながら実施でき、日常生活と環境を変えることによる「転地効果」も期待できます。

【3】坂道を利用し、脚に負荷をかけることができます。
老化に伴い、上半身の筋力がピーク時の60%になる時、下半身は40%まで落ちると言われています。脚力を鍛えることは、健康増進のキーワードであり、生命力向上、脳の活性化にもつながります。
特に山の裾野に広がる温泉街では、この効果が高いです。


のんびり温泉街を散策するのも気持ち良いです





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