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信州の観光名所

 赤倉温泉から近い信州

赤倉温泉のある妙高高原町は、長野県に隣接しております。
そこで、越後のみならず、信州も赤倉温泉を拠点としてご覧いただきたく、紹介いたします。
主に文化の香りがただよう見どころについてまとめました。


言わずと知れた善光寺のサイトはこちら → 善光寺

善光寺に行くなら戸隠神社参拝と戸隠そばも! → 戸隠

 信州の各観光名所


三水アップルミュージアム


北信濃の鮮烈な四季とともに命を育む物語があります。
りんごの気持ちがよくわかる信州三水村、りんご村です。
りんご栽培に求められるすべての条件に恵まれた三水村は全国生産量の約
1%をしめています。
一面がりんご畑の小高い丘の上に建つ三水アップルミュージアム、メイン施設のりんご博物館は,光と音響で四季の営みを表現するオブジェ 「いのちのりんごの木」を囲んで、品種や歴史,栽培方法から料理、加工品,効能、ことわざまでりんごのすべてを展示しています。
さらに栽培の専門書から童話、りんごに関する本とビデオ、ゲームソフトまでそろったりんご図書館,周辺の三水アップルランドの小高い丘には、ニュートンが万有引力の法則を発見するきっかけとなったピピンりんごをはじめ世界の珍しいりんごの木が育てられています。
アップルギャラリー、アップルシアターも併設されています。
お子様連れにも充分楽しめる施設です。

*上信越道信濃町/豊田/信州中野インターから車で15分 *JR信越線牟礼駅より車で5
*月曜と祝祭日の翌日休館
*大人300円・小・中学生200

注:すぐ近くのサンクゼールの丘には斑尾ワイナリーと併設の欧風田舎料理のレストランもあります。





高野辰之記念館


豊かな自然と詩情につつまれた「故郷」の村・・・・・。豊田村が生んだ高野辰之博士の生涯と業績をたどります。
と言っても、どんな人か知らないと思いますが 
ウサギ追いしかの山、小鮒釣りしかの川と口ずさめばすぐに思いだすでしょう。
明治九年豊田村の農家に生まれ,豊かな自然や詩情に育まれながら学問への道を志し、やがて近代国文学研究に大きな足跡を残した人物ですが、同時に誰もが幼い頃に口ずさんだあるいは聞いたことのある唱歌の作詞家としても優れた足跡を残しています。

「故郷」の他にも「紅葉(もみじ)」「春の小川」「朧月夜(おぼろづきよ)」なども高野博士の作詞です。
近くに生家も現存し、千曲川を見下ろす丘や,菜の花畑などをめぐる遊歩道も整備されています。
ふるさとの懐かしい風景や,素朴な人情に出会える小径。唱歌を口ずさみながらのんびりとあるいてみませんか。

博士は昭和2271歳で野沢温泉村対雲山荘で永眠しました。
豊田村から車で
30分野沢温泉村にも博士の業績を称えた記念館「朧月夜館」があります。
*117(飯山街道)から4km
*JR飯山線替佐駅よりバス15分 *大人200円・小・中学生100
*毎週月曜日・祝祭日の翌日休館

注:涌井集落や温泉公園「もみじ荘」で地粉を使った地元名人の手打ちそばが味わえます。





風と戯れ,安らぎに遊び,文化の心に触れる
上林(かんばやし)温泉文芸散策路



【1】志賀高原ロマン美術館

美しいものへの限りなき憧憬ロマンをキーワードに二千年の時を経て今なお光を放ち,時代の息吹や美意識を感じさせる「生活の文化遺産」が、国を超え,時代やジャンルを超えて展示されています。
ローマングラス・・・・・紀元前後からローマ帝国内で作られたガラスのことですが、とりわけ美しく
玉虫色に煌く銀化現象を伴って発掘された瓶や壷の数々が展示されています。
キリム・・・・・中央アジアから中近東一帯にかけての遊牧民が古くから織り継いできた平織物。
18世紀後半から現代にかけてのキリムが展示されています。
その他日本の古き良き時代の息吹を感じさせる江戸,明治、大正の「生活文化遺産」のコレクションが展示されています。建物の設計は世界的建築家黒川紀章氏によるものです。

*111日〜420日 木曜日・421日〜1031日 無休  *大人500円・小人300
*TEL0269-33-8855


【2】民族資料館 豪雪の館

日本屈指の豪雪地帯である、信越国境・新潟県松之山の豪農の館を移築・復元した民族資料館です。
江戸安政年間(
1850)頃に建てられた建物は、10mもの豪雪に耐えられるように、直径50cmの太い梁が縦横に張り巡らされた天井は豪雪地帯ならではの力強い構造です。
雪国の長い冬を支えた生活空間には
当時の職人の技が感じられ,日本の木造建築の技術の高さを知る貴重な文化遺産です。
館内には建物の見学とともに,さまざまな生活道具,職人,商人の道具などの資料展示がされています。

*12月〜3月 木曜日・4月〜11月 無休
*大人310円・小人160円  *TEL0269-35-5116


【3】志賀山文庫

志賀高原を愛した文化人の貴重な文学・芸術作品や資料などを収集・保存・公開しているところです。
三好達治,夏目漱石、竹久夢二、川端康成など志賀高原ゆかりの作家や画家の収蔵品約
2万点の内からテーマごとに展示されています。
建物は、かの実業家渋沢栄一翁の孫信雄が昭和
13年に建てた渋沢邸を東京から移築したもので、梁、柱などに良質な栗材がふんだんに使われた、昭和初期の洋風木造建築の代表作の一つと言われています。館内には喫茶コーナーもあります。
*12月〜3月 木曜日 ・4月〜11月 無休
*大人310円・小人160
*TEL0269-33-1929
*上信越自動車道にて信州中野ICよりオリンピック道路を志賀高原に向かって車で15分。

注:
3館はそれぞれ歩いても2.3分の距離です。3館共通券を買うと少し安くなると思います。




中山晋平記念館(信州中野


心の歌、大衆の歌、そして永遠の謡・・・・・大正・昭和を彩った、日本のフォスター中山晋平、
といっても若い人達は知らないと思いますが、大正から昭和にかけて、いわゆる大衆歌謡や民謡、たとえば「船頭小唄」「カチューシャの唄」「波浮の港」「東京音頭」等を北原白秋・西条八十・野口雨情らの作詩家と組んで次々とヒットさせた信州中野が生んだ大作曲家です。
中山晋平記念館は、彼の生誕
100年を記念して昭和62年にオープンしました。
館内には生前の写真や年譜のパネル展示,「肩たたき」「カチューシャの唄」「東京音頭」等の作品集や遺品が陳列されています。
リスニングコーナーでは映像と共に晋平のメロディーを楽しむことができ、ビデオコーナーでは晋平の生涯を鑑賞できます。

*12月〜3月の月曜日 休館 但し祝祭日は開館
*大人300円・高校生150円・中学生以下は無料

注:中野市より小布施に向かう途中左折の看板あり(中野市内より約
20分)TEL0269-22-7050




小布施の街はスニーカー感覚

江戸時代北信濃の中心として栄え、独特の文化を育んだ小布施の経済発展には千曲川航路が大きく寄与したと云われていますが、町の周辺は四季折々、たわわに実る果物たちに囲まれ、町には北斎館をはじめとするいくつもの美術館や老舗の栗菓子店、お食事処にお土産店、歩き疲れたらちょっと素敵なお茶処へ、十五年ほど前にはじめた歴史的景観をとどめながらの
町並修景が進み、今とても新しく、楽しい町空間が誕生しつつあります。
赤倉温泉の行き帰りにちょっと立ち寄ってみてください。

* 車で信州中野ICより10分、須坂長野東ICより20


【1】高井鴻山記念館・・・・・ 江戸の文化を今に

高井鴻山は文化三年、北信濃きっての豪商の家に生まれ,幕末・維新の激動の時代を果敢に生き,多彩な能力を持ち、多様な活動をした偉人です。
十五歳から京都と江戸に遊学し、広く学問を修め、陽明学者であり,教育者としても活躍,殊に絵画、書、漢詩に優れていたので、文人、墨客が相次いで鴻山を訪ねた為に、京都や江戸の文化が直接小布施の地に伝わったということです。
その一人に天保の大飢饉後に出された倹約令により錦絵などの印刷・販売を禁止された葛飾北斎がいました。

江戸を逃れ、鴻山を頼って小布施の地を訪れたのは天保
13年、実に北斎83歳のときと云われています。
高井家から町が譲り受け整備し、記念館として鴻山自身の書画や、北斎の為に建てた建物や、
文庫倉などが公開されています。
* 3月〜11月無休
*大人200円・小人100
TEL
026-247-4049


【2】北斎館

江戸の浮世絵師・葛飾北斎が晩年にその画業の集大成として小布施で描いた肉筆画を専門に収蔵、展示しています。
特に祭り屋台の天井絵として描かれた波涛図はすばらしいものです。

*3月〜11月無休
*大人500円・小中高生300
TEL
026-247-5206


【3】おぶせミュージアム・中島千波館

小布施出身の日本画家・中島千波画伯の作品を展示する中島千波館と独自の企画展を行う展示室、他に江戸末期から明治初期に作られた
5台の祭屋台を保存公開する屋台蔵等を見ることができます。
*4月〜11月 展示替日以外無休
*大人400円・小中高生200


【4】日本のあかり博物館(栗おこわの店竹風堂の敷地内)

江戸時代から大正時代まで人々の生活の中で使われてきた日本灯家具300点を展示、明かりの歴史をわかりやすく紹介しています。
他に和ろうそくを作る仕事場なども再現しています。土蔵作りの建物は明治末期のものです。

*毎週水曜日 休館日
*大人300円・小中高生150


【5】岩松院(がんしょういん)

北斎の天井絵「鳳凰図」で知られています。
本堂内の大間、
21畳敷いっぱいの極彩色の天井絵は植物油性の岩絵具で、中国より長崎商人の手をへて輸入した辰砂(しんしゃ)・孔雀石・鶏冠石などの鉱石を用いて描き、金箔4.400枚が使用されているそうです。実に北斎89歳(没前年)の作品。
尚 寺はキリシタン大名で広島城主55万石の地位を徳川秀忠によって追われ小布施に流されて無念のままこの地で亡くなった福島正則の菩提寺でもあり、遺品の数々が本堂に展示されています。
*4月〜11月無休
*大人200円・小人100
TEL
026-247-5504


【6】その他の見所施設

フローラルガーデン おぶせ

花のまち小布施の拠点施設、鑑賞温室では
300種の熱帯の花々が咲き乱れています。
フラワーグッズのショップ、喫茶もあります。

*11月末日まで休園日なし
*大人300円・小中高生100
TEL
026-247-5487

●小さな栗の木美術館

大正・昭和の画家達と出会えるミニギャラリー企画展もやっています。

街の中心、桜井甘精堂泉石亭に隣接しています。
*毎週火曜日 休み
*入館無料

●古陶磁コレクション

了庵、盆栽美術館 大観、 現代中国美術館、 急須コレクション 茶俚庵
 などがあります。

注:歩き疲れたら町の中心にあるケーキと紅茶の専門店、英国調の落ち着いた雰囲気のお店
栗の木テラスでちょっと一休みをおすすめ!




信州須坂 豪商の館 田中本家 博物館


田中家は江戸中期から現在の須坂市に続く豪商で、穀物、菜種油、煙草,綿,酒造などの商いで財をなし須坂藩御用達をも勤め、さらに苗字帯刀をも許される大地主に成長し幕末には、その財力は須坂藩をも上回る北信濃屈指の豪商になりました。
今に伝える屋敷構えは
100m四方を20の土蔵が取り囲む豪壮なものです。
土蔵には江戸から昭和へ
270年にわたって田中家代々の生活に使用された品々「衣装,漆器、陶磁器,書画,玩具、文書・・・」等が大変良い状態で残されており、その質と量は昭和の正倉院とまで云われています。土蔵5を改装した展示館ではその所蔵の品々を常設展示し、一般公開しています。
さらに季節に応じた企画展もやっています。館内には
やまどりの雑煮御膳しるこなどが頂けるお休み処もあります。
*休館日・毎週火曜と祝日の翌日
*大人700円・中高生300
* 須坂長野ICより車で15
TEL
026-248-8008




北野美術館


北信濃の山々に囲まれた長野市の静かな郊外にある美術館は北野家2代にわたるコレクションの数々を常設展示し、その所蔵品は日本画、洋画を中心に500点に及ぶとのことです。
日本画では 横山大観・下村観山・川合玉堂・速水御舟・菱田春草・小林古径・前田青頓・平山郁夫 他
洋画では藤島武二・藤田嗣治・木村荘八・安井曽太郎・ルノワール・ピカソ・シャガール・ルオー・マリーローランサン・ユトリロなどの超一級の作品が展示されています。

*休館日・毎週月曜日と祝日の翌日
*大人800円・学生500円・小人300
*須坂長野ICより車で8
TEL
026-282-3450




長野県信濃美術館・東山魁夷館


【1】信濃美術館

善光寺東隣の城山公園の一角にあり、「長野に美術館をつくろう」という人達の声で、
1966年に開館し現在は県立の美術館になっています。
長野県出身の画家や、信州を描いた作品など,信州をテーマにした数多くの作品が展示されています。
設立されてから
30年余、しずかでとても落ち着いた空間です。


【2】東山魁夷館

1990年に信濃美術館に併設されました。
日本画の巨匠・東山魁夷画伯の作品を約
750あまり収蔵し、テーマごとに年6回展示替えし、毎回5060点の作品を展観しています。750点の作品は画伯から長野県に寄贈されたものです。
東京美術学校研究科を終了後にベルリンに渡り美術史を勉強,数々の苦労を経て、
30代後半に日展で認められ、以来、自然を描き続けて文化勲章を受賞、その作品は幻想的で美しく、見る者を不思議な世界にひきこみます。先年亡くなられましたが、日本画壇の最高峰の一人です。
*両館とも毎週水曜・祝日の翌日休館
*大人300円・高・大学生150円・小中学生70
*特別展示は別料金
TEL 
026-232-2107




駆けぬけた天才の軌跡  信州松代 池田満寿夫美術館


池田満寿夫は長野が生んだ、国際的な、版画家,画家、彫刻家,陶芸家、であり芥川賞作家でもあります。さらにエッセイスト,映画監督などの顔も持ち、まさに天才的なマルチアーチストです。
1966年ヴェネッツィア・ビエンナーレ展で国際版画大賞をうけて一躍世界的なスターとなりまた。
館内はその軌跡をたどって、初期から晩年までの内外の受賞作品を含む版画の代表作を網羅しながら
若き日の油絵,水彩画,素描等のコレクションの特徴をかたちづくり、さらに陶彫、ブロンズ作品、コラージュ、タブロー,写真作品、書など、幅広い作品を収蔵、企画展、常設展に反映させています。
館内には池田満寿夫グッズの売店や松代焼きの販売コーナーもあります。
尚 松代は真田十万石の城下町であり、近くに松代城の遺跡や、真田宝物館、松代出身で幕末に開国論を唱えて活躍した佐久間象山の記念館もあり、さらに戦国のおもかげを今に残す武家屋敷の町並みも
見ることができます。時間がゆるしたら、第二次大戦末期に、本土決戦の最後の拠点として軍部が大本営設置のために極秘に掘った地下壕のうち現在は500mほどを無料で見学することができます。戦争の愚かしさと悲しさをあらためて考えさせてくれます。
*毎週木曜日・年末年始 休館日
*大人700円/大・高校生500円/中小生350円
TEL
026-278-1722


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信州の観光名所