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泉温別入浴時間 | ||
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温泉は「湯冷めしにくい」と言われますね。 それは、熱の浸透効果が高く、体の芯まであたたまるからです。 専門的に言うと、体の内部の体温「深層体温(深部体温)」が高まる状態です。 この深層体温の上がり方に、“湯冷めしない”、“リラックス効果が高い”、”健康的な”入浴の秘密があるのです。 深層体温が1℃上昇させるというのが、そのポイントです。 逆に、2℃以上上昇してしまうと、血小板の形がくずれ、血栓を招きやすくなるので危険です。 そこで、深層体温を1℃だけ上げる入浴時間の目安をお知らせします。 ●42℃: 5分(交感神経を刺激し、「活力」を生む) ●41℃:10分 ●40℃:15分(以下、副交感神経を刺激して、「リラックス」を生む) ●39℃:20分 ●36℃:40分
入浴すると疲れるのが、「入浴疲労」です。 この入浴疲労があらわれているメッセージが「汗」です。 汗が出る状態は入浴疲労が起きている状態と思ってください。 体に負担をかけずに「温熱効果」や温泉の場合の「薬理効果」を得ようとするなら、額が軽く汗ばむ程度にとどめるようにしましょう。 一方、入浴の効能に、スポーツ等をしなくとも楽をして汗をかき、老廃物を排泄できるというものがあります。 発汗を目的とするのであれば、「入浴前後の水分補給」「十分なかけ湯」「半身浴」「分割浴」などを組み合わせながら、安全な入浴法を心がけましょう。 【発汗の効果】【水分補給・かけ湯】【半身浴】【分割浴】 「泉温別入浴法」のもくじに戻る |